AIが案や比較表をつくっても、何を優先して選ぶかは定まりません。資料はある。でも、会議が終わっても決まらない。そんなときは、会議に入る前の合意を確かめてみます。
01一つ目。誰が、何を決めるのか。
参加者が全員、同じ判断をするつもりで集まっているとは限りません。ある人は意見を出す場だと思い、別の人は承認する場だと思っている。この違いが残ったままでは、よい議論ができても結論は曖昧になります。
「今日は、誰が、何を決める会議なのか」を一文にします。最終判断をする人と、専門的な意見を出す人の役割も分けます。権限のない場なら、その場で結論を出そうとせず、決める人へ何を持っていくかを決めます。
02二つ目。何を満たせば、選べるのか。
「有望な案」「筋のよい案」だけでは、人によって意味が変わります。その言葉を、今回確かめられる条件へ置き換えます。
たとえば、社内業務の改善案を小さく試すなら、「協力を得られる部署がある」「四週間以内に主要な動作を試せる」「現在の作業と比べる方法がある」といった条件が考えられます。これは例であり、案件ごとの目的と制約に合わせて選び直します。
必ず満たす条件と、満たせると望ましい条件も分けます。すべてを点数化して合計すると、外せない条件の欠落が、別の長所で埋まって見えることがあります。まず選べる範囲を定め、その中で優先順位を考えます。
03三つ目。何が分かったら、見直すのか。
決めることには、不確実さが残ります。その不確実さを全部消そうとすると、検証するための判断まで止まってしまいます。
だから、今の時点で分からないことを明記します。そして、続ける・変える・止めるを考え直す条件を置きます。「次の会議で考える」だけではなく、何の反応を見て、いつ判断するかまで決めます。
たとえば試作品なら、好意的な感想が出ることと、実際の仕事で使えることは違います。何を観察すれば使えると判断できるのかを、試す前に考えておきます。
04一枚にすると、ずれが見える。
会議の前に、次の三行を書いて共有します。文章が整っている必要はありません。埋まらない箇所こそ、その会議で先に話すことです。
- 誰が、何を決めるか。
- 何を満たせば、次へ進めるか。
- いつ、何を見て、決め直すか。
LAZYWHIZは、事業や組織の判断に外から加わり、
次にも使える決め方を残します。